か
で答えなさい。(その根拠も大切です)
問-1.建築物の設計に当たっては、建設予定地や類似施設の調査を行い、利用者の潜在的な要求の把握や将来の建築物に対する要求の変化を予測することが重要である。
問-2.日光東照宮社殿(栃木県)は、本殿と拝殿との間を石の間でつなぐ権現造りの例である。
問-3.ボンエルフとは、歩行者のアメニティや生活の場としての機能を重視した歩行者専用道路である。
問-4.コーポラティブハウスは、自らが居住するために住宅を建設しようとする者が組合を結成し、共同の事業として造る集合住宅である。
問-5.集合住宅の接地型の場合、コモンアクセスの計画は、活気ある共用庭をつくるうえで有効である。
問-6.保育所の幼児用の便所のブースにおいて、安全の確認と指導に便利なように、仕切りや扉の高さを100cm程度にした。
問-7.教科教室型の運営方式は、教室の利用率が上がるので、共通学習スペースや生活スペースの充実も可能となる。
問-8.病院の計画において、病院全体の延べ面積のうち病棟部の占める面積は、約60〜70%である。
問-9.総合病院におけるICUの計画に当たり、一般病棟に比べて、病床まわりの面積にゆとりをもたせた。
問-10.地域図書館における延べ面積当たりの蔵書数は、一般に、100冊/u程度を目安として計画する。
問-11.美術品収納庫内部の温湿度を、四季を通じて変化する外気の温湿度に一致させる為、空気調和設備を設ける。
問-12.特別養護老人ホームは、身体上又は精神上著しい障害があることにより、常時介護が必要で、家庭での生活が困難な高齢者のための施設である。
問-13.事務所ビルのエレベーターの必要台数の算定は、朝の出勤時のピークを基準として行う。
問-14.延べ面積40,000uの百貨店において、売場面積を延べ面積の50%とし、従業員数を800人として計画した。
問-15.車いす使用者用の駐車スペースにおいて、1台当たりの幅を3.5m確保した。
問-16.車いす使用者の利用する便所の出入口の有効幅を75cmとし、引戸を設けた。
問-17.横軸回転窓は、わずかに開いた状態で固定することができるので、排煙窓として利用する場合がある。
問-18.屋内から避難階段への避難を円滑に行うためには、避難階段に通じる出入口の幅は、階段の有効幅よりも広くする。
問-19.工事監理者は、建築物の工事が設計図書のとおり実施されているかいないかを確認しつつ、その工時を設計図書のとおりに行う責任を有している。
問-20.「事業予算」は、プロジェクトの開始時から完了時までに事業者が支払う費用のうち、設計料と建築物本体工事費の概算を合計したものである。
問-21.建築物の設計に当たっては、建設予定地や類似施設の調査を行い、利用者の潜在的な要求の把握や将来の建築物に対する要求の変化を予測することが重要である。
問-22.建築物の設計に当たっては、可能な限り環境負荷を小さく抑え、再利用・再生が可能な資源・材料を使用し、建築の生涯の資源消費を最小限に留めることが望ましい。
問-23.公共建築物のロビー等の人が集まる空間における規模・寸法や家具配置を計画するに当たっては、一般に、パーソナルスペースに配慮することが重要である。
問-24.パッシブデザインは、対象地域の気候や風土を十分に把握した上で、特別な装置や動力を用いた機械的手法を主体として、暖房効果、冷房効果、照明効果等を積極的に得ることを意図した設計手法である。
問-25.神明造りとは、切妻屋根の棟の上に棟と直交する円形断面の堅魚木(かつおぎ)が並び、棟の両端に斜めに突き出した千木がある。
問-26.天竺様・大仏様とは、組物は、柱頭だけでなく柱間にも並び、組物間の空きが小さいことから詰組みと呼ばれている。
問-27.唐様・弾宗様は、上部が曲線をなす開口部は火打(かとう)と呼ばれ、鎌倉時代後半に初めて用いられている。
問-28.寝殿造りとは、寝殿の左右や後ろに造られた独立の住屋は、対屋(たいのや)と呼ばれ、渡殿(わたりどの)で連結されている。
問-29.建築様式又は芸術様式と建築作品(建築家)の組み合わせで、ルネサンス建築とフィレンチェ大制聖堂の大ドーム(F.ブルネレスキ)は適切か?
問-30.建築様式又は芸術様式と建築作品(建築家)の組み合わせで、バロック建築とバシリカ・パラディアーナ(A.パラディオ)は適切か?
問-31.建築様式又は芸術様式と建築作品(建築家)の組み合わせで、アール・ヌーヴォーとタッセル邸(V.オルタ)は適切か?
問-32.建築様式又は芸術様式と建築作品(建築家)の組み合わせで、国際様式とレイクショアドライブ・アパートメント(ミース・ファン・デル・ローエ)は適切か?
問-33.門司港レトロ地区(北九州市)は、門司港駅前に広がる明治・大正時代に国際貿易港として栄えた門司港地区の歴史的建造物の修復・復元等を通して、地域の活性化を目的としている。
問-34.表参道ヒルズ(東京都)は、関東大震災が契機になって住宅建設をスタートした同潤会による最初期のRCアパートを建て替えて、集合住宅と商業施設とにしたものである。
問-35.佐賀県の有田町は、江戸時代以来の町屋を保存し、活用するとともに、耐火煉瓦塀の復元や裏通りの整備等のまちづくりを進めている。
問-36.東京国立近代美術館(東京都)の工芸館の改修においては、免震構造を採用することにより、竣工時の姿を損なうことなく地震に対する安全性を高めている。
問-37.ボンエルフは、自動車の速度を低く抑え、厳密な歩車分離をせずに歩行者と自動車が共存できるようにした街路空間である。
問-38.都市部にある建築物の屋上に高反射性塗料を塗ることにより、ヒートアイランド現象を抑制する効果が期待できる。
問-39.公開空地は、一般に開放され、日常自由に利用できる敷地内の広場のことであり、歩道状の空地やアトリウム空間を含まない。
問-40.自然風を利用するに当たっては、建設地や周辺環境における夏期及び中間期の卓越風の方向を確認することが重要である。
問-41.百貨店の多目的トイレにおいて、オストメイト用の流し及び多目的シートを設置し、内法寸法を1,600mm×1,600mmとした。
問-42.公共建築物のエントランスホール内に設けるスロープは、勾配を1/12とし、手すりをスロープの床面からの高さが650mmと850mmの位置にそれぞれ設けた。
問-43.住宅の台所において、調理台、流し台、レンジ及び冷蔵庫の配置を、車いす使用者が利用しやすいようにL字型とした。
問-44.公共建築物のエレベーターにおいて、かご内の左右それぞれの側面に、操作盤をかごの床面から1,000mmの高さに設けた。
問-45.劇場において、車いす使用者用客席スペースを出入口に近い部分に設け、車いす1台当たりのスペースを幅90cm、奥行き120cmとした。
問-46.事務所において、ロの字形に机を配置する会議室(収容人員20人程度)の広さを、3.6m×7.2mとした。
問-47.図書館において、書架のない閲覧室(4人掛で100席)の床面積を、180uとした。
問-48.洋食レストランにおいて、客席部分(50席)の床面積を、80uとした。
問-49.車いす使用者の利用する便所の出入口を引戸とし、その有効幅を95cmとした。
問-50.総合病院における4床の病室の計画において、ベッド間隔1m確保するために、1床当たりの床面積を8.0u以上とした。
問-51.一般乗用車の自走式の立体駐車場の計画において、斜路の本勾配を1/6とし、斜路の始まりと終わりのそれぞれ長さ6mの部分については、緩和勾配を1/12とした。
問-52.シティホテルの一般用のフロントカウンターの高さを、客側の床面から85cmとした。
問-53.まちづくりに関する誘導制度等とその説明の組合せで、高度利用地区は、市街地の合理的かつ健全な高度利用を図るため、都市計画に建築物の高さの最高限度又は最低限度を定めることができる地区である。
問-54.まちづくりに関する誘導制度等とその説明の組合せで、景観地区は、市街地の良好な景観の形成を図るため、都市計画に建築物の形態意匠の制限等を定めることができる地区である。
問-55.まちづくりに関する誘導制度等とその説明の組合せで、連担建築物設計制度は、複数敷地により構成される一団の土地の区域内にある複数の建築物において、既存建築物の存在を前提とした合理的な設計により、容積率や日影規制等の特例対象規定を、同一敷地内にあるとみなして、適用する制度である。
問-56.まちづくりに関する誘導制度等とその説明の組合せで、総合設計制度は、敷地が一定規模以上で、敷地内に公開空地を有し、総合的な配慮がなされた良好な建築計画について、容積率及び形態の制限を緩和し、市街地環境の整備改善を促進する制度である。
問-57.建築や都市に関する歴史的著作物(著者名)とその説明の組合せで、都市の文化(ルイス・マンフォード)とパスやランドマーク等、都市のイメージを形成する五つの要素を抽出した。
問-58.建築や都市に関する歴史的著作物(著者名)とその説明の組合せで、明日の田園都市(エベネザー・ハワード)と農村と都市の結合体としての田園都市を構想し、その経営方法についても論じた。
問-59.建築や都市に関する歴史的著作物(著者名)とその説明の組合せで、広場の造形(カミロ・ジッテ)と、都市計画の芸術的側面を重視し、古代、中世、ルネサンスのヨーロッパの都市における広場の造形を分析・評価した。
問-60.建築や都市に関する歴史的著作物(著者名)とその説明の組合せで、建築書(ウィトルーウィウス)と、現存する最古の建築理論書といわれ、ルネサンスの建築家に強い影響を与えた。
問-61.コートハウスは、建築物や塀で囲まれた中庭をもつ住宅の形式であり、狭い敷地においてもプライバシーを確保しやすい。
問-62.伝統的な町屋においては、屋内の主要な通路として、道路から裏庭まで達する細長い土間を設けた通り庭形式と呼ばれる間取りが多い。
問-63.伝統的な農家の間取りにおいて広く用いられた四つ間型は、4室程度の部屋を廊下で結んだ形式である。
問-64.コア型住宅は、台所、便所、浴室、洗面所等を核(コア)として1か所にまとめた住宅の形式である。
問-65.シーランチ・コンドミニアム(チャールズ・ムーア他)は、10戸の週末用住居群を海の眺望を考慮して、敷地の勾配に沿って中庭を囲むように配置した低層集合住宅である。
問-66.カサ・ミラ(アントニオ・ガウディ)は、波状の有機的なファサードを有し、各住戸の平面が異なる高層集合住宅である。
問-67.ユニテ・ダビタシオン(ル・コルビュジェ)は、メゾネット型住戸を主とし、多様な施設を複合した高層集合住宅である。
問-68.ハーレン・ジードルンク(アトリエ5)は、市街地に建つ商業施設を複合した高層集合住宅である。
問-69.コートハウスとは、中庭型住宅のことで、都市型低層住宅の形式の一つである。
問-70.コーポラティブハウスとは、自ら居住するための住宅を建設しようとする者が、協力して、企画・設計から入居・管理までを行う方式により建設された集合住宅である。
問-71.コレクティブハウスとは、共同居住型集合住宅のことである。
問-72.モビリティハウスとは、車いす使用者の個々の障害の特性に対応するため、可変間仕切や上下可動の衛生設備等を備えた住宅である。
問-73.モビリティハウスとは、車いす使用者が個々に自由に動ける住宅である。
問-74.ハーフウェイハウスとは、病院での治療・訓練を終了した患者等が、日常生活への復帰に向けてADL(日常生活動作)訓練を受けることのできる施設である。
問-75.SI(スケルトン・インフィル)住宅の建築設備は、一般に、スケルトンとして長期の使用が可能な共用設備部分と、インフィルとして変更が可能な住戸専有設備部分とにより構成される。
問-76.設備コアによるコアプランは、居室部分を外壁に面して計画することが可能で、居住性を高めることができる。
問-77.住戸における「L(居間)+D(食事室)+K(台所)型」の平面計画は、各室をそれぞれの用途に応じて充実させることができるが、不十分な規模で形式的に分離させることは、かえって生活を窮屈にすることもある。
問-78.集合住宅における片廊下形式は、各住戸の日照・採光・通風・眺望などの条件を同一にでき、プライバシーも確保しやすい。
問-79.中高層の集合住宅におけるツインコリドール型は、一般に、中廊下型に比べて、採光、換気等の居住性は改善されるが、通路の面積は大きくなる。
問-80.接地型の住戸配置におけるコモンアクセス形式は、共用庭の利用を促し、近隣交流の機会を増大させる効果をもたらす。
問-81.近隣コミュニティの育成を促すために、家族の使用頻度が高い居間や食事室を共用廊下・階段等に向けて配置した。
問-82.間口が狭く、奥行が深い住戸において、採光・通風条件が劣る部分に、居住性の向上を図るために、光庭を設けた。
問-83.共同住宅の台所において、流し台の高さを85cm、奥行を60cmとした。
問-84.超高層住宅の非常用エレベーターは、平常時には一般乗用エレベーターとの連動運転が可能となるように計画する。
問-85.鉄筋コンクリート造の集合住宅では、一般に、構造躯体よりも給排水管のほうが耐用年数が短いので、当初の設計においても配管の交換のしやすさを配慮することが重要である。
問-86.アジャスタブルとは、車いす使用者の個々の障害の特性に対応するため、可変間仕切や上下可動の衛生設備等を備えた住宅である。
問-87.基準階の事務室の床面積を1,000uとする貸事務所ビルの計画において、男子小便器3個、男子大便器3個、女子便所4個とした。
問-88.事務室内の排煙については、照明器具に設けたスリットを利用した天井チャンバー方式とし、防煙垂れ壁の下端を天井面から下方へ25cmとした。
問-89.25階建ての一社専有の事務所ビルのエレベーター計画において、エレベーターを行き先別にグルーピング(バンク分け)せずに計画した。
問-90.基準階の床面積が2,000uの30階建ての貸事務所ビルの計画において、レンタブル比を高めることができ、構造上も有効なセンターコア型を採用した。
問-91.体育館の計画において、バスケットボールコートに必要な広さとバレーボールアコートに必要な高さからアリーナの容積を決定した。
問-92.一般的な総合病院の計画において、病棟・外来・診療・供給・管理の五つの部門の構成を設定し、各部門間の人と物の動線について検討した。
問-93.小規模なコミュニティ施設の計画において、施設の夜間利用を想定して、夜間専用の出入口を設け、専門カードキーで利用できる計画とした。
問-94.教科教室型の中学校において、教科ごとに教室を確保し、クラスごとにホームベースを設けた。
問-95.小学校において、教育面・生活面に配慮して、低学年教室群と特別教室群とをひとまとめにする計画とした。
問-96.小学校の計画において、学習集団を弾力的に編成できるようにするため、クラスルームに隣接してオープンスペースを設けた。
問-97.小学校のオープンスペースにおいて、情報ネットワークを活用した多様な学習が行えるように、パソコンを配置した。
問-98.郊外に建つ研修センターにおいて、空調負荷の低減を図るために、地下の設備配管ピットに外気を通すクールチューブ・ヒートチューブを採用した。
問-99.市庁舎において、空調設備への依存を低減しつつ快適な環境をつくりだすために、屋上を緑化したり、風の道を確保する計画とした。
問-100.事務所ビルにおいて、窓まわりにおける外部からの熱処理をするために、窓と設備を一体化したペリメーター空調の一つであるエアフローウインドウ方式を採用した。
問-101.事務所ビルにおいて、空調負荷の低減を図るため、氷蓄熱システムからの冷風を利用して夜間に躯体を蓄冷させ、昼間に躯体に吸熱させるナイトパージを採用した。
問-102.パーソナルスペースは、人の身体を囲んでいる心理的な領域のことであり、立位より平座位のほうが大きくなる。
問-103.コンバージョンは、既存建築物の用途変更・転用のことであり、都市部においては事務所ビルを集合住宅に改修した例もある。
問-104.劇場における舞台の上手は、客席から見て舞台の右側のことである。
問-105.建築士法に定められた、設計又は工事監理の契約を締結する際に行う重要事項(業務の内容及びその履行に関する事項)の説明等は、管理建築士以外の建築士が行ってはならない。
問-106.建築設計業務、監理業務等の契約において、報酬の変更、再委託の条件、著作権の扱い、契約の解除等の諸条項については、通常、建築設計・監理等業務委託契約約款において示される。
問-107.工事監理者は、「工事と設計図書の照合及び確認」を行うに当たり、一般に、設計図書に定めのある方法による確認のほか、目視による確認、抽出による確認、工事施工者から提出された品質管理記録の確認等、確認対象工事に応じた合理的方法とすることができる。
問-108.建築士事務所の開設者が、その業務に関して請求することのできる報酬については、国土交通大臣がその基準を定めている。
問-109.「設計寸法」とは、設計図書に表示された寸法、表示された寸法から計測・計算することのできる寸法及び物差により読みとることのできる寸法をいう。
問-110.根切りの数量を算出する場合、土間、犬走り以外の場所における作業場のゆとり幅は0.1mを標準とする。
問-111.デッキプレートの所要数量を算出する場合、形鋼と同様、設計数量に5%の割増をすることを標準とする。
問-112.建築物の改修の撤去に伴う発生材の計測・計算については、設計図書に数量が明示されていないときは、関係法令に基づき品目ごとに分別し、「建築数量積算基準」の各章で定めた撤去数量とする。
問-113.PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)は、民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して、公共施設等の建設、維持管理及び運営を行う手法である。
問-114.デューデリジェンスは、不動産の適正な価値やリスクを評価するために行う建築物の物理的状況調査、建築物の法的調査、建築物の経済的調査等の多角的な調査のことである。
問-115.完成した設計内容を建築主に説明することを、英国ではブリーフィング、米国でプログラミングといい、大規模化・複雑化するプロジェクトにおいて非常に重要である。
問-116.LCM(ライフ・サイクル・マネジメント)においては、LCC(ライフ・サイクル・コスト)の低減を行うことが大きな目的の一つである。
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