■ウィービング
溶接棒を溶接方向に対して横に動かしながら溶接する運棒方法
■ウィンチ
重量物を上げ下ろしするための巻上げ機械。円筒状の胴を回転させ、胴に巻いたロープまたは鎖の一端に結束した重量物を動かすことができる。手巻式と動力式がある。
■ウェブ
I形断面をもつ鉄骨材の真ん中の部分。曲げの場合は、主としてせん断力を受けもつ。
■ウェルポイント工法
根切りの周囲に根切り底より深く吸水管を挿入し、根切り底より上方の水を吸い上げる排水方法。強制排水なので短時間に排水が可能だが、地盤沈下に注意が必要。
■ウォーターハンマー
管の中の水流が管の各部に衝突して、管が振動し、衝撃音を出す現象。給水管では、管の中の水流が早い場合に、水栓を急に閉じたときなど、管の中の流水が急激に止まった際に起こる。蒸気や温水を通す管でも起こる。防止するには、フート弁やエアーチャンバーなどを設置する。
■請負契約
一定の仕事の完成に対して、一定の報酬を支払うことを約束する契約方法。建築工事に関する契約方法として、最も一般的。契約の際には、民法に定められた契約を請負者と建築主が結ぶ。請負契約はさらに、工事の範囲による一式請負と分割請負、精算の方式による定額請負と単価請負、経営形態による単独請負と共同請負にわけることができる。
■内法寸法(うちのりすんぽう)
2つの部材の内側から内側までの距離。外法寸法や芯々(心々)寸法に対して使われる。
■裏当て金(うらあてがね)
L形グループの突合せ溶接継ぎ目において、裏はつりをしない場合に開先の底部に裏から当てる金属板のこと。
■裏はつり
突合せ溶接で底部の溶込み不良の部分あるいは第一層部分などを裏面からはつりとること。
■裏溶接
片面グループ溶接の場合で、表を溶接した後、裏から行う小ビートの溶接。
■ウレタン樹脂ワニス
ウレタンの樹脂を使った油ワニス。ワニスはニスのことで、天然または加工された樹脂(松やにのようなもの)を、揮発性の溶剤で溶かしたもの。木材面の艶出しのために、建具・家具・木工品などに塗る。
■ウレタンフォーム
水や発泡材によって発泡体になったポリウレタンのこと。断熱性が高く、電気絶縁性に優れ、強度も大きい。ポリウレタンフォームとも言う。
■ウェットジョイント
プレキャスト部材の接合部を、コンクリートまたはモルタルで充填し、部材の応力を伝達できるようにした接合方法。
■ウェブ
H形鋼でフランジをつなぐプレート。主にせん断力を負担する。
■ウォークインクローゼット
人が出入りできる程度の面積をもった衣類などの収納スペース。
■ウォーターハンマー
管内を流れている水を急に止めると、その衝撃で水の瞬間的な圧力が栓や配管・器具に加わり騒音や振動を生じる現象をいう。水撃作用ともいう。対策としては、@流速を速くしない。Aエアチャンバーを設ける、B衝撃を和らげる構造の逆止弁を使用するなどがある。
■裏あし
モルタルとタイルとの接着性を得るための凸凹。形状はあり状とする。