HOME建築用語・辞書「ソ」行

建築用語・辞書「ソ」行

■層(そう)
1つまたはそれ以上のビードからなる溶着金属の層のこと。
■層間変形角(そうかんへんけいかく)
地震力や風圧力などの水平力を受けたときに生じる各階の床とその上の階の水平方向の変形角の差を、各階における層間変形というが、層間変位を各階の階高で除した値が、層間変形角。層間変形角は、各階の間でなるべく差がないようにする。
■早強セメント(そうきょうせめんと)
ポルトランドセメントの一種。早強ポルトランドセメントのこと。普通セメントより短期間に強さを発生し、低温でも強度を発揮する。用途は、緊急工事、冬期工事、コンクリート2次製品など。
■造作(ぞうさく)
造作工事のこと。または造作工事に使う仕上げ材のこと。木工事の化粧仕上げ。和風造作と洋風造作とにわけられる。
■相対湿度(そうたいしつど)
ある温度における1平方メートルの空気中に実際に含まれる水蒸気量を、その温度の空気の飽和水蒸気量で割った値を、百分率で表した湿度。同じ相対湿度を示す場合でも、そのときの気温が異なれば、空気中に含まれる水蒸気の量は異なる一般に「湿度」という場合、この相対湿度を指す。
■増築(ぞうちく)
建て増しのこと。建築基準法上は、増築も建築として扱われる。
■ソーイング
鉄骨工事現場における鉄骨の鋸切断のこと。I形鋼や溝形鋼の切断の際に採用される。
■粗骨材(そこつざい)
コンクリートに混和すう骨材で、粒大が、5mmふるいに重量で85%以上とどまる骨材。砂利、砕石、軽量骨材など。清浄で硬く耐久性のあるもので、形状は球形に近いものほどよい。最大寸法は、コンクリートの使用箇所により異なる。
■組積工事(そせきこうじ)
れんが、石材、コンクリートブロック(補強コンクリートブロックを除く)などを、モルタルで積み重ねる工事。組石造りは、耐火性には優れているが、地震に対して弱い。
■反り(そり)
幅の材面(表面)が材の長さの方向に湾曲したもの。反りの重複した「波ぞり」および幅の材面が材幅の方向に湾曲した「幅反り」も含まれる。
■層間変位
風や地震等の水平外力で、あつ階と、その上階もしくは下階の間に発生する水平方向の相対変位量。
■層間変形角
地震力によって各階に生ずる水平方向の層間変位δを当該各階の高さhで除した値。
■総合施工計画書
総合仮設(図)を含めた工事の全般的な進め方や、主要工事の施工方法、品質目標と管理方針、重要管理事項等の大要を定めた、総合的な計画書。
■相当外気温度SAT
実際の外気温に、日射による影響分を温度成分として加えた仮想温度のことをいう。日射を受ける外壁内の熱流を考える場合に用いられる。
■ソーラーシステム
太陽光によるエネルギーを建築設備に利用するシステム。建物の構造や間取りなどを工夫して日射熱を取り入れ、建物自体に蓄熱するなど機械力を使用せずに太陽熱利用を図るパッシブソーラーシステムと、屋根などに設けた集熱装置で水や空気を暖め、ポンプやファンなど機械設備を使用して蓄熱し、冷暖房、給湯に太陽熱を利用するアクティブソーラーシステムがある。
■粗骨材
5mm以上の粒径のものが90%以上含まれている骨材。砂利などがこれに相当する。
■塑性変形能力
部材、または構造物が外力の作用したで降伏した後にも、抵抗力が急激に低減することなく、塑性領域においても変形し続ける能力。靭性。
■外断熱
外壁、屋根などの構造体の屋外側に断熱を施す工法である。構造体の蓄熱効果によって室内の温度変動が減少するなどの効果が得られる。また、外断熱は、構造体の内側に断熱材がある内断熱に比べ、内部結露の防止に有効で、冷暖房などの消費量を節約できるほかに、ダニやカビが繁殖しにくく、建物が長持ちするなどの利点がある。ただし、ややコストが高くなり、施工面では内断熱に比べるとやや劣る。

MENU

Design by Megapx  Template by s-hoshino.com