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建築用語・辞書「ニ」行

■2以上の直通階段
避難階以外の階から避難階または地上に通じる2つ以上の直通階段。建築基準法では、大勢の人が集まる建物を中心に、2以上の直通階段の設置が必要な建築物の規模、用途が定められている。
■2階床組(にかいゆかぐみ)
2階部分の床組。2階ばり、頭つなぎ、根太から構成される。
■2階床ばり
2階部分の床のはり。十分な剛性をもったはりを、1.8m間隔で入れる。はりの種類として一本物、合わせばり、ラチスばり、鉄骨ばりなどがある。
■2級建築士
建築士の等級の第2位。都道府県知事の行う試験に合格し、都道府県知事の免許を受けなくてはならない。木造以外の建築物で延べ面積が30平方メートルを超えるもの、延べ面積が100平方メートル(木造は300平方メートル)を超えるもの、3階以上のものは、1級建築士または2級建築士でなければ設計や工事監理はできない。
■2級建築士が設計してはならないもの
1級建築士でなければ設計できないもの(高さ13mまたは軒高9mを超えるもの、木造以外で300平方メートルを超えるもの等)、また、延べ面積が500平方メートル以上の木造の学校、病院、劇場、観覧場、公会堂、集会場、百貨店。
■22条の指定区域
防火地域、準防火地域に指定されていない区域の、木造建築物の多い市街地に、火災の延焼防止の目的で指定される区域。特定行政庁が、建築基準法22条1項に基づいて指定する。防火地域、準防火地域に比べると、防火に対する制限がゆるやか。
■日影規制(ひかげきせい)
中高層建築物によって、その周辺の住宅地の日照が全面的に奪われないようにするために定められた規制。冬至の日を基準として、確保すべき日照時間ではなく、日影の時間について、それが一定時間以上にならないように規定している。
■日影曲線(ひかげきょくせん)
太陽の高度、日影の方位角、長さの関係をまとめて表したもの。緯度によって異なった図となる。
■日較差(にちかくさ)
1日のうちの最高気温と最低気温との差。
■日射(にっしゃ)
太陽光線の放射熱の強さのこと。日当たりのことをいう「日照」との違いに注意。
■日射量(にっしゃりょう)
日射の強さのこと。単位面積が単位時間に受ける熱量で
表される。
■日照(にっしょう)
太陽が地上を照らすこと。日当たり。人間の健康状態や生活の快適さに大きな影響を与えるものであるため、日照を十分に確保することが、建築物にとってたいせつな課題となる。
■日照時間(にっしょうじかん)
可照時間の中で実際に日照のあった時間の合計。
■日照調節(にっしょうちょうせつ)
日射を中心とする太陽光の調節。建築構造的方法としては深い軒やひさしのほか、ルーバー、ブラインド、パーゴラなどがあり、建築設備的方法としては、すだれ、カーテン、鎧戸などがある。また、熱線吸収板ガラス、熱線反射ガラス、複層ガラスなどのガラスによっても調節できる。
■日照率(にっしょうりつ)
可照時間に対する日照時間の割合。
■入札
施工希望者が指定の日時、場所に見積書を提出することによって、建築主が施工者を選定すること。広く一般から希望者を公募する一般競争入札、技術・資力・信用・能力などによって複数の業者を指名する指名競争入札、施工者の資格などに制限を設ける制限付き一般競争入札などの方法がある。開札は公正に行われ、建築主の予定価格内で最低見積額を提出した施工者が選定される。
■2成分形シーリング材
施工直前に基剤と硬化剤を調合し、練り混ぜて使用するシーリング材。
■日射遮蔽係数(SC)
厚さ3mmの透明ガラスの日射熱取得率を基準(1.0)として、各種ガラス等の任意の遮蔽物の日射熱取得率の割合を表したものである。値が大きいほど遮蔽効果は小さくなる。
日射遮蔽係数=(任意の日射遮蔽物の日射熱取得率)/(厚さ3mmの透明ガラスの日射熱取得率)
■日射熱取得率
窓ガラスに「入射した日射量」に対する「透過した日射量」および「窓ガラスに吸収された後、室内側に放出される熱量」の割合を窓ガラスの日射熱取得率という。日射侵入率ともいう。
日射熱取得率=(透過した日射量)+(吸収後、室内側に放出される熱量)/入射した日射量
■日照時間
実際に日照のあった時間をいう。地形や天候の影響を受ける。
■日照図表
水平面日差し曲線の描かれる平面と視点との基準高さを段階的に変えて、得られる多数の日差し曲線を1枚の図としてまとめたものを日差し曲線群といい、冬至など特定の日について作成されたものを日照図表という。
■日照率
日照時間を可照時間で除した値を百分率で表したものをいう。
日照率=(日照時間/可照時間)×100[%]
■日本住宅性能表示基準
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)の規定に基づき、住宅の性能に関し表示すべき事項及びその表示の方法を定めたもの。1.構造の安定、2.火災時の安全、3.劣化の軽減、4.維持管理・更新への配慮、5.温熱環境、6.空気環境、7.光・視環境、8.音環境、9.高齢者等への配慮、10.防犯、の10分野ある。1.構造の安定に関する性能は、@耐震(倒壊等防止)、A耐震(損傷防止)、Bその他、C耐風、D耐積雪、E地盤又は杭、F基礎の7項目について表示する。
■認知症高齢者グループホーム
認知症高齢者が、5〜9人程度の小規模な生活の場において、食事の支度、掃除、洗濯等を介護従業者と共同で行い、家庭的で落ち着いた雰囲気の中で、生活を送るための日常生活上のサービスを提供する居住・ケアの形態である。

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