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建築用語・辞書「ネ」行

■根切り(ねぎり)
基礎工事や地階の工事のために土砂を掘削する作業。帯状に掘る布掘り、点状に掘るつぼ掘り、面状に掘る総掘りなどの種類がある。掘削には、スコップなどを用いる手堀りと、パワーシャベルや、ドラッグラインなどの機械を用いる機械掘りとがある。
■ねじれ
材がねじれ、四すみが同一平面上にないもののこと。木理の不正または乾燥の不適当によって生じる。
■根太(ねだ)
木造の床組で、床板を受けるための横材。大引きに対して直角方向に配置する。
■熱影響部
溶接や切断の熱で金属組織や機械的性質が変化を受けた溶融していない母材の部分のこと。
■熱間圧延(ねっかんあつえん)
鋼のかたまりを、熱した状態で圧力を加えて、押し延ばして板状に成形加工すること。
■熱貫流率(ねつかんりゅうりつ)
ある固体(壁体)で隔てられた流体(空気)間の熱の移動のことを熱貫流といい、この熱貫流のしやすさを表す値が熱貫流率。値が小さいほど熱は伝わりにくい。
■熱線吸収板ガラス(ねつせんきゅうしゅう)
鉄やニッケルなどの成分を含むガラスで、日射熱を吸収することができる。
■熱線反射板ガラス(ねつせんはんしゃいた)
板ガラスの表面に金属酸化薄膜をコートしたもの。日射熱を鏡面効果により反射する。
■熱伝達率(ねつでんたつりつ)
固体(壁体)と流体(空気)との間の熱の移動のことを熱伝達といい、この熱伝達のしやすさを表す値。壁体表面の形状、風の強さなどによっても異なる値をとり、一般に空気の動きが大きいほど大きな値となる。
■熱伝導率(ねつでんどうりつ)
固体(壁体)の内部で、一方の表面から他方の表面へ熱が移動することを熱伝導といい、その熱伝導のしやすさを表す値。一般に重くて冷たい感じのものは値が大きく、熱の移動が起こりやすい。金属、石材、木材、繊維材の順に小さくなる。
■ネットワーク式工程表(こうていひょう)
アメリカで開発され、最近では横線式工程表に代わって広く採用されている工程表。矢印と丸印で組み立てられた網状図で、工事を独立した作業に分け、各作業を施工の順に従って矢印で結んでいく。矢印の上段には作業名、下段には所要日数を記し、各作業の相互関係は点線で、最長の日数の工期は太線で表す。各作業間の相互関連性が明確、合理的な工程管理が可能、重点作業が明確などの長所があるが、作成にかなりの経験が必要、一目で全体の進行が把握できないなどの問題もある。
■根入れ深さ
基礎における、土への埋込み深さのこと。
■根がらみ貫
床束等の束の下方を連結して、構造的に固める部材。
■熱貫流率
壁両側の食う温度差があるときの熱の流れやすさを示す値で、単位時間に単位面積の固体壁を通過して、単位温度差をもつ高温側空気から低温側空気へ伝わる熱量である。単位はW/(m2・K)である。
■熱線吸収板ガラス
通常のガラスの原料に微量の鉄、ニッケル、コバルトなどの金属を添加して着色したガラス。
■熱線反射ガラス
フロート板ガラスの表面に反射率の高い金属酸化物の薄膜をコーティングしたもの。
■熱損失係数
外気温が1℃だけ室温よりも低いと仮定した場合、外壁、床、天井、窓などの外周部位を通過して屋外に逃げる熱量と、自然換気(隙間風など)によって損失する熱量の合計を建物の延べ床面積で除した数値で、単位は、W/(m2・K)である。住宅の断熱性・気密性を表す数値として広く用いられている。
■熱伝導率
固体内の熱の通りやすさを示すもので、物質の熱伝導特性を表す比例定数である。単位はW/(m・K)である。
■ネットワークによる工程表
矢線と丸印によって組み立てられた網状の図をいい、この網状図によって、作業順序を正確に、わかりやすく表現できるものである。
■ねむり目地
石と石を突き合わせるように張って目地幅をとらないこと。
■燃料電池
水の電気分解の逆反応(水素と酸素が化合して水ができるときに電力が発生する)の原理を利用したもので、燃料と酸化剤を化学的に反応させ、反応エネルギーを電気として直接取り出す直流発電装置である。

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