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建築用語・辞書「ナ」行

■内装制限(ないそうせいげん)
火災の発生・拡大の防止と避難・消化活動の促進を目的とした、建築物の内装に関する制限。特殊建築物や無窓の居室、火気使用室等の内装には、不燃・準不燃等の防火材料を使う必要がある。また居室から避難する廊下や階段などにも内装の制限を要する。建築物の用途、構造と規模に応じて、制限箇所としようする内装材料の種類が定められている。
■内壁(ないへき)
壁の役割からみた分類で、建物の内部空間を機能上区切る壁。仕切り壁ともいう。界壁も、内壁の1つ。
■長手積み(ながてづみ)
れんがの積み方の1つ。長手(部材の寸法の長い方)方向を表に出して積む方法。
■流れ造り(ながれづくり)
奈良時代から平安時代にかけての神社建築の様式。3間に2間で平入形式。正面の屋根が緩やかな曲線を描いてひさしの先まで伸びているののが特徴で、この時代以降の神社本殿に最も多く用いられている様式。代表的な建築物は賀茂御祖神社。
■中廊下住宅(なかろうかがたじゅうたく)
集合住宅の平面による分類の1つで、階段やエレベーターによって各階に達し、廊下の両側に面した各住戸に達する形式。廊下の面積を少なくすることができる点で経済的で、住戸密度を高くすることができる。一方、廊下の雰囲気が暗い、通風、採光がよくない、住戸の向きによって居住条件が大きく異なるなどの問題点がある。
■縄張り(なわばり)
設計図の配置図に示された建物の位置を、実際の敷地に原寸で示す作業。普通は建物の壁心(壁の幅の中心)または柱心(柱の幅の中心)の位置にくいを打ち込み、これに縄を掛けて張り回す。これにより設計図ではわかりにくい隣地境界、道路境界、隣地建物との関係、方位などを実際に現場で検討することができる。原則として設計者、監理者、建築主の立会いのもとに行う。
■南中(なんちゅう)
太陽が真南に来ること。太陽が真南に来たときに、太陽の高度(太陽と地表面がなす角)が最大となる。
■難燃材料(なんねんざいりょう)
不燃性能が5分間である建築材料をいう。具体的には、難燃合板、石こうボードなど。
■内圧係数 風力係数の算出に用いる、建物などの内部空間の表面に受ける圧力を係数で表したもの。
■ナイトパージ
ナイトパージ(夜間外気導入)方式とは、一般に、夏期において夜間の外気を導入して、昼間に蓄えられた熱を排除して建築物の温度を下げることにより、翌日の冷房負荷を低減する方式である。これは、外気冷房方式と同様に、中間期(春秋)や冬期において冷房を必要とする場合にも有効である。
■内壁空積工法
石材と躯体を引き金物で緊結し、引き金物周辺を取り付け用モルタルで固定する工法。
■奈落
舞台床下の総称で、回り舞台、迫りなどの床機構が設置される。

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