■水セメント比
コンクリートに含まれるセメントに対する水の重量比。数が小さいほど、コンクリートの圧縮強度は大きく、収縮は小さく、水密性・耐久性があり、分離性も少なくなるが、あまり小さいと流動性がなくなるので打ち込みが困難になる。
■見付面積(みつけめんせき)
建物の鉛直投影面積。はり間方向とけた行方向の鉛直投影面積を、それぞれの方向の見付面積という。見付面積は、木造建築で構造耐力上必要とされる軸組の量を算定する際に問題になる。
■見積り(みつもり)
積算された数量に単価をかけて工事費を算出すること。概算見積りと明細見積りに大別される。
■みなし道路
新たに都市計画区域に指定された際に、すでに建築物が立ち並んでいた道で、特定行政庁が指定したものは建築基準法上の道路とみなされる。この結果、実際には幅員4m未満であっても、特定行政庁によって、中心線から水平距離2mまでは、道路とみなされる。これをみなし道路という。
■ミルスケール
圧延鉄板の表面に付着した酸化鉄の皮膜のこと。黒皮ともいう。ミルスケールは、圧延中に付着してしまうが、ボルト締めをする際には、接触面の摩擦抵抗を弱めてしまうので、あらかじめ除去しておく。
■民法(みんぽう)
市民相互の関係について規定する法律。公の法律ではないので、民法の適用を受ける事柄には警察はかかわらず、裁判所の管轄になる。建築関係では、土地の所有権は法令の制限内において他人の宅地を観望できる窓または縁側を設けるものは目隠しを作らなければならない、などの規定がある。
■水セメント比
コンクリートにおいて、セメントの質量に対する水の質量の比率。
■水噴霧消火設備
水を霧状に微粒子にして放射し、主に窒息作用と冷却作用で消火する設備である。霧状の水はエマルジョン(擬似乳化)効果を有し、指定可燃物の貯蔵取扱所、駐車場など屋内消火栓やスプリンクラー設備で消火できない防火対象物に用いる。ただし、天井の高い吹抜け部には、霧状の効果がなくなるので適さない。
■ミルスケール
鋼材を熱間圧延するときに生ずる黒い酸化被膜。
■ミルマーク
鋼板全面にマーキングされた識別マーク。