■曲がり
厚さの材面(側面)が、材の長さの方向に湾曲したもの。曲がりの重複した「重曲」も含まれる。
■巻尺測量(まきじゃくそくりょう)
敷地測量の方法の1つで、敷地の境界線上に測点を設け、各測点間の距離およびそれらを結ぶ角度を測定する方法。多角形の図形(敷地)をいくつかの三角形に分け、各三角形の3辺と、三角形の3辺以外の任意の対角線を測定する三角区分法を用いる。
■まぐさ
窓や出入り口などの開口部の上に横に渡す水平部材。開口部の上の壁が落ちないように支える。補強コンクリートブロック造の場合、開口部の上部に直接鉄筋コンクリート造の臥梁がない場合は、鉄筋コンクリート造のまぐさを設けるか、開口部の上の壁の部分をその自重に対して安全な構造としなければならない。
■曲げ応力(まげおうりょく)
部材が曲げモーメントを受けると、部材の一部に引張応力が生じ、反対側には圧縮応力が生じる。これら、曲げによって、部材に生じる応力を曲げ応力という。
■曲げ応力度
曲げ応力を構成する圧縮と引張の応力の単位面積当たりの大きさ。
■曲げ加工
鋼材を、設計図の使用に合うように曲げて加工する作業。常温で鉄板を曲げる冷間加工と、900℃以上に加熱して行う熱間加工があう。なお、鉄筋の曲げ加工は熱間加工としてはならない。
■曲げモーメント
部材のある点において部材を曲げようとする作用、あるいは曲げようとして働く力のこと。このような作用や力を図示したものが曲げモーメント図である。曲げモーメント図は、引張力が働く側に描き、それぞれの点にかかる曲げモーメントの大きさは、こう縞模様の線の長さで表示する。
■間仕切り壁(まじきりかべ)
建物の内部空間を機能上区切る壁。内壁。建築物のうち、学校、病院、児童福祉施設、ホテルなどの用途に供する部分は、防火上主要な間仕切り壁を、耐火構造、準耐火構造、または防火構造とし、小屋裏または天井裏まで達するようにする必要がある。
■間柱(まばしら)
主柱の間に配置され、壁の下地となる柱。荷重は支えない。
■丸太足場(まるたあしば)
丸太で組み立てる足場。使用する丸太は、樹皮をはぎ取った気乾状態のスギ、ヒノキ、アカマツ材で、著しい割れや傷、虫食い、腐れのないものとする。
■丸身(まるみ)
材の稜線部分において、のこぎりまたはかんなのかからなかった部分のこと。その部分の材の厚さまたは幅に対して、それぞれ丸身厚、丸身幅という。
■回り階段
円を描きながら昇降する階段。
■マンセル色相環(--しきそうかん)
マンセルによって考案された色相、の分類法。色を、赤、橙、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫の10の色相に分類し、そらにそれぞれを10分割して合計100の色相を環の形で表したもの。
■まぐさ
窓や出入り口の上部の壁を支えるために渡す横架材。
■マグニチュード
地震の規模を示すもので、震源で放出されるエネルギーの大きさを表す。
■曲げ降伏
部材が曲げ応力により破壊すること。粘りのある破壊で、建築物の急激な破壊を回避することが可能である。
■マスキングテープ
塗装工事やシーリング工事において、仮張りして、被着材の汚れを防ぎ、仕上りの線を美しく見せるための粘着テープ。
■マスコンクリート
部材断面の最小寸法が80cm以上、かつコンクリート内部の最高温度と外気温との差が25℃以上になると予想されるコンクリート。
■マスタースケジュール
プロジェクトの開始から完了までを見通した「基本計画」のことである。企画・設計段階の「マスタースケジュール」は、建設プロジェクトの主要な段階、関連工事、主要な目標、クリティカルパスとなる工程表をプロジェクトの必要に応じて記載したものである。
■丸太組工法
丸太材や角材を使用して壁体を井桁のように組み上げる工法で、ログハウスに用いられる工法である。日本古来の校倉造りに近いものである。